2018/07/10
歯医者の治療に時間がかかる理由とは?
歯医者の治療に時間がかかる理由とは?
歯医者の治療に時間がかかり、何度も通わなければならないことに疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。ここでは、歯医者の治療に時間がかかる理由について、川崎区小田栄の歯医者、野末整形外科歯科内科が分かりやすく解説いたします。
◆何度も通うことになる理由
虫歯や歯周病、入れ歯など様々な治療がありますが、いずれも1回の治療で完了にはなりません。これは、治療や入れ歯の作製にいくつもの段階があるためです。虫歯の場合に例えて解説します。
虫歯は、進行度合いによって、C0~C4に分類されます。ごく初期の虫歯であるC0であれば、フッ素塗布やブラッシング指導のみで改善が期待できます。この場合は、1回15~30分の治療を1回行います。しかし、C1になると、虫歯の部分を取り除き、欠損したところに詰め物やかぶせ物をする必要があるため、1~2回の通院が必要です。
C4にもなると、抜歯してインプラントや入れ歯などの処置が必要なため、通院回数は4回以上になるでしょう。インプラントや入れ歯もすぐに作れるものではありません。このように、症状によってはいくつかの段階に分けて治療が必要になるため、完治までに時間がかかるのです。
◆詰め物やかぶせ物を作るのには時間がかかる
詰め物やかぶせ物は、患者の歯の状態に合わせたものを作る必要があります。詰め物は、型取りをしてから実際に作製し、それを口の中に入れます。かぶせ物の場合は、最初に土台の型取りをして土台を作り、土台を入れます。そして、土台を削って調整するという工程が必要です。次に、かぶせ物の型取り、作製、口の中へ入れるという順序となります。
詰め物・かぶせ物は、歯科医師ではなく歯科技工士の資格を持った職人が作るため、歯科技工士がいない歯科医院だと、提携している技巧所へ作製を依頼しなければなりません。このようなことも、治療に時間がかかる理由の一つです。
できるだけ治療時間を抑えたいのであれば、日ごろから定期健診を受けておき、虫歯や歯周病を早期発見することが大切です。それが、治療時間の短縮や治療費を抑えることに繋がります。
◆まとめ
治療は、1回で済ませられる訳ではなく、場合によっては4回以上の通院が必要となります。治療に時間をかけないためにも、定期健診を受けて虫歯や歯周病を早期発見しましょう。定期健診をご希望の方は、川崎区小田栄の歯医者、野末整形外科歯科内科にお越しください。